参加アーティストの紹介

アーティストのことを知ると作品がもっと楽しめます。

坂本正太郎 / Shotaro Sakamoto

1980年室蘭市生まれ、室蘭市在住。金属(主に鉄)を主素材とした彫刻作品を制作。大学卒業後溶接工として工場勤務し、札幌、室蘭、ニューヨークで個展、そのほかグループ展やイベントに参加。6年の中断期間を挟み、2017年伊達市南黄金町で制作を再開。以降、北海道美術協会展や製鉄記念室蘭病院内のせいてつギャラリーなどで発表を続けている。

▲「TSUKIJIN」2010年 / 600×600×1,800mm /鉄
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室蘭工業大学山田深研究室
Shin Yamada Laboratory, Muroran Institute of Technology 

建築設計・意匠学が専門。現代の建築・都市空間の特質を明らかにしながら、様々な水準の“関係性の網目”として建築・空間を創り上げることを目差す。山田深のもと、現在大学院生と学部生合わせて13名が設計活動および研究に取り組んでいる。主な建築作品に「カトリック東室蘭教会聖堂」など。たのしま横丁、たのしまさる会議の活動を通じてまちづくりにも関わる。
▼ カトリック東室蘭教会聖堂


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● 端聡/ Satoshi Hata

1960年北海道出身。1995年ドイツ学術交流会(DAAD)の助成によりドイツに滞在。人と物質や比較神話学をテーマに表現主義の作品を制作。作品発表はブレーメン、ヴェザーブルグ現代美術館(ドイツ)、光州国立博物館(韓国)、上海現代美術館(中国)ほか国内外で多数。1996年「VOCA 96」展(東京・上野の森美術館)で奨励賞、ブタペスト国際彫刻絵画ビエンナーレ(ハンガリー)で美術教育文化財団賞受賞。近年では、あいちトリエンナーレ2016、札幌国際芸術祭2017に出品。主な収蔵先は北海道立近代美術館、ブレーメン、ヴェザーブルグ現代美術館など。2004年、札幌文化奨励賞。2012年、北海道文化奨励賞。

▼ 札幌国際芸術祭2017 Sapporo International Art Festival 2017, Satoshi Hata, 「Intention and substance」  制作年2017  鉄 水 ハロゲン球 配水ポンプほか


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● 熊谷文秀/KUMAGAI fumihide

1964年生まれ/札幌在住/造形作家
1987 アトリエ・ヌーボー・コンペ 福田繁雄賞
1994 パルコ アーバナート#3 パルコ賞 伊藤隆道賞
2017 第27回UBEビエンナーレ(現代日本彫刻展) 実物製作指定
2020 第16回KAJIMA彫刻コンクール 金賞(最優秀賞)
公共空間に設置するレリーフや抽象彫刻などのパブリックアートを数多く制作。
近年は錆ついた鉄の機械のようなキネティックアート(動く彫刻)の制作に注力。
(参考)https://www.fkuma.com
▼作品名:「DIALOG MACHINE 2」

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東 弘一郎  Koichiro Azuma

1998年 東京都生まれ。美術家。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程在籍。自転車と金属を組み合わせて、主に動く立体作品を制作している。宮田亮平賞受賞。サロン・ド・プランタン賞受賞。主な展示に、大地の芸術祭2022、第24回岡本太郎現代芸術賞展など。

▼ 無限車輪 (2022) 立体,パフォーマンス / 自転車,鉄

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張 小船 Boat ZHANG

1983年中国生まれ。ゴールドスミス·カレッジ卒業。2016年から上海と日本を拠点に活動。2020年から、東京に滞留。個人的な経験や感情をもとに、コンセプチュアル、パフォーマンス、イベント、映像、イメージ、サウンド、テキストなどを自由に扱って、ユニーク且つ普遍的な状況に、個人的や即興的に対応しようとしている。2016年から毎年夏、日韓中に囲まれた海域の島·対馬で開催された「対馬アートファンタジア」、2018年第12回上海ビエンナーレなど、中国、日本、イギリス、ドイツ、フランス、キューバの展覧会に参加。2022年VOCA展に推薦された。2019年「Jimei x Arles Discovery Award」のファイナリスト。アーティスト·コレクティブ「row&row」、「·· PROPAGANDA DEPARTMENT」、「チームやめよう」、「run away girl club」のメンバーとしても活動してる。コーヒー費を稼ぐために文章も書いてる。

▼「家に残された監視カメラの前のモンステラと 対馬に連れてこられたレモンの幼苗」パフォーマンス、インスタレーション、監視カメラ映像 Photo by Tadasu Yamamoto Courtesy of Tsushima Art Fantasia

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今村育子|Ikuko Imamura

1978年札幌市生まれ。人と人、人と物などの「間(あいだ)」についての関心から、明るい部屋から暗い部屋へ滲みでる光、ドアの隙間から漏れる光、暗い部屋に差し込む一筋の光など、相対する関係の間に発生する光のグラデーションをモチーフにインスタレーション作品を制作する。主な展覧会に2019年「第7回札幌500m美術館賞入選展」、2017年「家族の肖像」本郷新記念札幌彫刻美術館、2016年「ともにいること ともにあること」北海道立近代美術館、2014年「札幌国際芸術祭2014」500m美術館、2011年「Living Art」札幌芸術の森美術館など。2011年より札幌駅前通まちづくり株式会社へ入社し「シンクスクール」「PARC」「パラレルミュージアム」などの企画やデザインを担当する。https://www.imamuraikuko.com

▼ imamura_2「反射する層」2020年|10mの池の中に設置|鏡、浮き、鉛ほか撮影:今村育子

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高橋喜代史  TAKAHASHI Kiyoshi

1974年北海道生まれ。言葉や文字を扱い「接続と分断」を考察する映像インスタレーションや立体作品を制作している。主な展覧会として、フランス、ニュージーランド、北アイルランドでの個展。カナダ、ドイツ、中国でのグループ展など札幌を拠点に国内外で活動。2020年第3回本郷新記念札幌彫刻賞。2010年JRタワーアートボックス 最優秀賞。2006年 「第23回産経国際書展」入選 。2000年ビッグコミックスピリッツ努力賞。1995年ヤングマガジン奨励賞。2012年より500m美術館の企画、札幌駅前通地下歩行空間でのPublic Art Research Center [PARC]の企画やThink Schoolの企画運営など現代美術の企画も行う。2015年一般社団法人PROJECTA設立。2017年よりnaebono art studio運営メンバー。https://takahashikiyoshi.com/

ザブーン 2021/鉄、塗料/W3600×H2400×D1500mm 撮影:小牧寿里